鍛冶屋の再生

長野県伊那市高遠町

木造2階建て

延床面積 238.13㎡(71.90坪)

家族構成   2人

2003年 第6回 長野県建築文化賞 リノベ-ション大賞作品

           建築雑誌「現代日本の建築 Vol1」 2004発刊 掲載

 

設計のポイント

 城下町高遠から車で約20分、茅野市に向かった宿場町の一角にある古民家、宿場町といっても、この民家は江戸時代の物ではない。明治時代に建てられて物で築120年ほどの農家建築である。当時、まだ旅人が宿替わりに宿泊したと聞いている。上座式の襖は「なんでも鑑定団」で見ていただいたところ20万円の価値があったそうだ。

 伊那谷に見られる典型的な農家建築で、玄関を入ると通り土間が裏手に抜けている。左手(南側)には厩と納屋があり、右手に上がり端、居間、座敷(生活空間)がある。資金の都合で完全な民家再生工事ではない。立派な上座敷、下座敷は壁の補修程度でおえ、囲炉裏の間、奥座敷を再生した。とは言え、昔ながらに戻したのではなく、現代の生活スタイルに合わせ、温かく快適な住空間として再生した。