長野県木曽郡木曽町福島新開
木造2階建て
延床面積 255.78㎡(77.22坪)
家族構成 4人
『木曽福島町の家』 2007年 長野県ふるさと信州の住まいコンク-ル 入賞作品
設計のポイント
木曽福島町の開田高原に向かう道筋の傾斜地に建っている。斜面は黒川に向かい南向きの景色の良い敷地です。予算の都合で家全体の民家再生ではないが六割は改修ができた。木曽谷は木曽ヒノキで昔から有名ですが、地元の家には本来、木曽ヒノキは使われていない。それはヒノキ材は売り物で自らの家には使えなかったという理由がある。この家も同様で土台は栗材、柱は栂、梁は唐松材か赤松材で建てられていた。さらに材は細く質素な作り方であった。そのため補強など大変苦労した。
昨年、追加工事で雨漏りを起こしていた屋根の断熱施工と葺き替え工事を行った。屋根を解体した際は一番下はさわらの枌板でトントン葺きという施工がされており、その上に昭和の時代にトタン葺きを施工してあった。さらにその上に瓦風の鉄板屋根が葺いてあり、時代時代に手を入れ暮らしていたことが分かる。今回の工事はそれを全て排除して下地材から直しガルバリュ-ム鋼板で縦ハゼ葺きに直した。
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2025年 1月からの家づくりのスケジュ-ルをUPしました。表では見積もり作成1ケ月、金額調整1ケ月と見ていますが、最近は工事金額の決定に時間がかかります。理由としては資材不足、資材高騰などが原因です。工事金額も上がっています。皆さんが考えている建設費の予算をはるかに上回る工事費が提示される傾向です。そんな時こそ計画と設計が重要になります。計画に時間を掛けましょう。特に本年度から大幅な建築基準法の改正が施行され、耐震、省エネなど申請手続きに時間がかかるようになりました。家づくりのスケジュ-ルを早めに進めることを配慮してください。
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