works 民家再生


古民家再生

 建築のスクラップ&ビルドの時代は終わった。古き良き建築を残し、次世代に伝えていくことも建築の本来の姿である。古民家を調査すると材料を再利用して建築してある建物や移築して建てられている物もある。先人は使える材料は再利用して使っていたことが分かる。今の建売住宅や住宅展示場にある建築は、どれくらい再利用できるのだろうか?ゴミを出し続ける時代は終わらせたいものです。

 

 何故、古民家は建築的に魅力が有るのだろうか、それは本物の建築だからだと思う。今のプレハブ展示場の建築はどうだろうか、古民家のような魅力は感じない。つまりカタログ販売のような建築では魅力が無いのだと思う。古民家には歴史やドラマがある。先代の「家を創る。」という思いが、建物に浸み込んでいるのである。カタログ販売的な建築は数値的な性能や見栄えだけの建築は「創る」ではなく「限られた中から選ぶ。」という、創造的な部分が欠落している。「めんどくさい。」とか「合理的」という視点で家づくりをしてしまっていると思う。

 

 家づくりとは、本来、「家族のために主人が作る。そして、家族を安全に育てる。」ということではないか、鳥や獣でも同じこと。人間だけがカタログ販売で家を買う。これでは、家族が良い環境で暮らせるはずがないと思います。

 

 古民家再生が近年、ブームのように取り上げられているケースが有ります。建物の表面だけリフォ-ムして「なんちゃって民家再生」をしているケースを見ます。家の基本である。「安全性」+「快適性」はその程度で本当に良いのでしょうか?。少し、技術的な面で考えてみましょう。例えば、耐震性や省エネ(断熱性能など)の面で考えてみます。「太い柱、梁で構成されており頑丈だ。でも、ごろた石の上に建てた建物は弱い。」+「隙間だらけで寒い。」そんなイメ-ジを持っている方が多いと思います。しかし、現在の建築技術を駆使して、その欠点を改善し、民家の良さを生かす事は可能です。表面だけの修繕ではなく、基本から考えて計画を建てましょう。